「PACE MAKER」
魏の軍師の中に「馬鹿めが!!」が口癖の司馬イの下に
直属の女官が一人、彼の下で頑張っていた
本当のことを言えば司馬イに仕えている女官は彼女一人しかいないのだ
その女官はといってとても愛らしく、
彼女を自分の女官にしたいと思う武官、文官が多い
勿論、女性が大好きな魏の君主曹操も自分の女官にしたくて仕方がない
曹操や名のある武将達が使いをやったり、自ら赴いて誘う(もしくは口説く)のだが
はその誘いを全て丁重に断っていた
(私が他の方の下へ行ってしまえば、
司馬イ様は本当に一人になってしまう・・・・・。
気がする・・・・。
でも、司馬イ様一人で、あの部屋にある書簡をやろうとしたら
本当に過労死してしまうわ)
彼女は司馬イが気付かないように小さなことを気遣っていた
なるべくさり気無く、気付かれない様に
幸い、まだ司馬イは彼女の気遣いに気付いていない
(もし気付いてしまわれたら
あのお方の重荷になるだけだし・・・・。
この想いはずっと私の中で仕舞い込んでしまおう)
何時もこんな風に一人で考えて一人頷く
自分が納得しているからいい。と
「はおるか!?」
「は、はい!ここにおります、司馬イ様!」
「馬鹿めが!早くこぬか!書簡が片付かぬではないか!!」
「は、はい!今から向かいます!!」
慌てて走って執務室に向かうの後ろ姿を見詰め
一つ言葉を零した
「がおらねば、私の調子が狂うのだ・・・・」
司馬イは我に返り、執務室に向かった
部屋につくと既にが何時ものように
パタパタと書簡を棚に倒していたりした
その姿を見て一つ息を付くと机に向かい、
筆を握って止まっていた仕事を進める
「司馬イ様、甘い物は大丈夫ですか?」
急な質問に驚きはしたものの、
司馬イは体をの方へは向けなかった
「急にどうしたのだ?」
「いえ、甘い物は疲れに聞くと聞きまして・・・・・。
司馬イ様がお疲れのご様子なので、どうなのかなと思ったのです」
そう言うとは小さな箱を取り出し、司馬イの机の上に置いて
自分の仕事に戻ってしまう
司馬イは視界の端で見た彼女の顔色を思い出す
普段より大分血の気がない
彼は振りかえり、に問い掛けていた
「貴様こそ大丈夫なのか?私より顔色が悪いではないか」
「私は大丈夫です。
司馬イ様に比べれば私などの疲れは・・・」
そう柔らかい笑みと共に返してきた
しかし、その笑みも顔色のせいか普段より儚さが増す
そんな彼女を見ていると胸の痛みが増す
「馬鹿めが・・・・。貴様は大丈夫でも私が平気ではないのだ。
貴様が傍におらねば誰が傍に来て私の書簡の手伝いをするのだ・・・・。
そうでないと、私の調子が狂うではないか・・・・・」
「っ・・・・!!」
は思わず息を飲み、その場から動けなくなってしまった
そんなの傍に司馬イは近付き、彼女の頬に手を添える
「、私はお前の事が好きなのだ・・・・・。
お前が今までしてきた小さな気遣い、
この私が本気で気付かぬと思っていたのか?」
「わ、私は・・・・。っ!!」
何もしていない
そう言うつもりだった
だが急に柔らかい感触に口が塞がれる
司馬イの唇がの唇に触れているのだ
「否だけは言わせぬ。そして私を一人にする事も許さぬ・・・・」
「はい・・・・///」
何時も惜しむ事無く零す笑みをは見せた
(私はその笑みにどれだけ救われた事か・・・・・)
そして、彼もまた普段滅多に見せる事のない優しい笑みを浮かべていた
、お前は知らんだろう
お前の笑みに、お前と言う存在に私は救われ続けている事を
私とて軍師をしている事が辛くなる時がある・・・・
そんな時でもが見せるその笑みを見て
その笑みと笑みを見せてくれる存在を護りたいと思うのだ
がいたからこそ、今の私があるのだ
後書き
相互リンクしてくださった「蛍火」の様に捧げます
リクエストは「司馬懿夢でちょっと切ないけど甘い」なのですが
リクエストに答えられているでしょうか、甘いだけではないでしょうか
甘すぎる!とかこんなんじゃ嫌。
と言う場合仰ってください
頑張って加工してみます
相互リンクしてくださって本当に有難うございます!!
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素敵な司馬懿様を有難う御座います!!!!
相互の記念に頂きました♪わぁい(*゚▽゚)
司馬懿様に頬触られたよ!!ちゅぅ…(小声)されちゃったよ!!
わたしの作品なんか足元にも及びませんっ<(_ _*)> 素敵!!
本当に有難う御座いましたっ!!