「おはようございます、殿、。此処良いですか?」
「おっ、おはようございます殿!!殿!!」
「おお、子龍と姜維か。おはよう。好きなところに座ると良い」
「趙雲さん、姜維さん。おはようございます」

常なる朝と何ら変わらず、劉備とが食堂で卓を共にしていると、箸を進め始めて少し経ってから趙雲と姜維がやって来た。
二人の挨拶に劉備とが返している間に二人は席に着く。
相席の許可を求めながらも、其の確認を取らぬ内にの横を何時でも取れるように動いた趙雲が、目論見どおりの隣に座り、姜維は微妙に「出し抜かれた」…と苦い思いを噛み締めながら劉備の横に着いた。

「今日はお二人だけですか」
「ああ、孔明は良く解らぬが何かしてるのだと思うぞ。其れと…」

常としては、この劉備との両人に加えもう二人の顔が此処に並んでいる筈なのに、と不思議に思った趙雲が、どちらへという訳でもなく問う。
其れを受け、答えた劉備だったが、諸葛亮の事を伝えた後、ちら、とのほうを見た。

「馬超は、の部屋か?」


―――――ぶっ


「きゃぁっ!?ど、如何しましたか!?」
「はははは、如何した?そんなに咽て」

劉備の言葉に、趙雲と姜維、両名が同じ反応をした。
二人は偶然にも湯を飲んでいたから其れを噴くに留まったが、此れが食事だったならばもう少し被害は拡大していただろうか。

「と、殿!!」
「ん?何だ?……お、そうそう、二人が咽たりするから忘れてしまったではないか。で、馬超はの部屋か?」
「いえ、今は自分の部屋で寝てますよ」


『い、今は!?』


「?ええ。今日は休みだから、今から存分に寝る、って凄く嬉しそうでしたよ」


『い、今から!?』


過剰反応する二人に、は首を傾げながら頷く。
目を見開き湯飲みを割らんばかりの力で握り締める二人を横目に、劉備が苦笑いを浮かべた。

「やはり寝ているか…。、少し馬超と話さねばならぬ事があるのだが、昼前までに私の部屋に来てくれるよう伝えてくれぬか?…休みの馬超にも、使い走りのような真似をさせるようでにも悪いのだが……」

先の苦笑いは如何も、折角の休日を台無しにしてしまう事を危惧した為のものだったらしく、一国の主とは思えぬ申し訳無さそうな顔で劉備がに伝える。
君主の命ならば、休みも何も関係無いと言うに。

「いえ、全然構いませんよ。孟起も昼前になら起き………、いえ、如何にかして起こしてみますから」

休みの日となると、絶対に目を覚ます事の無い恋人の姿が脳裏を過ぎり、が小さく拳を握る。
昼前どころか、太陽が其の姿を隠し始めてから起床するのも、馬超の休日の場合はざらではない。

「済まぬな」
「いえいえ」

話を纏め、朗らかに食事を再開する二人だったが、湯飲みを握り締める二人は未だの言葉の真意を、高速回転させている頭の中で考えていた。




「御馳走様でした」
「うむ、美味かった」

「あれ、お二人とも食べないんですか?」
「おや、如何した?早く食べぬと冷めるぞ?」

同時に箸を置いた二人が、一体何を其処まで探ろうとしているのか、湯飲みを握る体勢其の侭に思考の海に沈み込んでいる二人を不思議そうに見た。

「お先に失礼しますね?」
「私も部屋に戻るとしよう」

しかし劉備とは首を傾げるだけで、特に気にする事無く席を立つ。
馬超の件をもう一度確認し、が厨房に立ち寄って用を済ませた後、二人は食堂から出て行った。



「……なあ、姜維」
「……はい、趙雲殿」
「…の言から察するに、あの馬は、明け方までの部屋に居たと言う意味で取って良いのか?」
「…趙雲殿、私もそう言う意味で捉えました」


『………』


「……姜維、姜維、鼻血出てるぞ」
「……趙雲殿こそ、鼻血出てます」


『………』





片付かない卓に食堂の人間が嘆いている頃、は馬超の部屋の前に立っていた。

――こんこん

「孟起、入りますね。寝てるでしょうから、勝手に入りますよ?」

――キィ

僅かに軋む音を立てながら開いた馬超の部屋の扉から、はなるべく音を立てないよう滑るように部屋に入った。
良く良く考えれば、起こしてしまっても問題ないのだが、どうせ起こすのならば自分で起こしたいというもの。
は抜き足差し足怪しい動きで馬超の寝台に近付くと、傍にある備え付けの小机に持っていたものを静かに置いた。

「起きてますかー」

膝立ちになり、寝台を覗き込むようにして小声で呟いた。

「………」

やはり、返って来るのは穏やかな寝息だけ。
はそっと馬超の額に掛かる前髪をさらさらと払うと、一人微笑んだ。

「この格好…、部屋に戻ってきてから其の侭倒れ込んだって所ですかね?」

先程別れた時と全く同じ格好で、寝台にうつ伏せで寝ている、其の倒れ伏しているようにも見える様子から、が推測する。
掛け布も掛けずに眠り扱けていては風邪でも引きかねないだろう。
とは言え、馬超が風邪を引く筈がない、と言う根拠の無い自信がには漲っていたが、だがやはり万が一の可能性でも大事な人が辛い目に遭うのは己も辛い。
は馬超に掛けようと掛け布を手にするが、しかし。

「と、取れないんですが…っ」

肝心の掛け布が寝台に転がる馬超の下に敷かれてしまっている為に、本来の役目を果たせなくなっている。
其の上、引っ張り出そうにも完璧に馬超が上に乗っている為に、其れも侭ならない。

「此の侭だと風邪を引いてしまいます…」

かくん、と肩を落としたが辛そうに睫毛を震わせる。
小さく一つ溜息を吐くと、床に膝を着いたまま寝台の上で頬杖をつき、馬超の寝顔を改めて見た。

「…もう……」

此方の心配になど勿論気付く筈も無く、幸せそうに眠っている。
最初こそ、この人は口さえ開かなければ本当に格好良いのに勿体無い、とさえ思っていたが今は早く其の口からどんな声でも良い、耳にしたいと思っている自分が居る。

「あったかい…」

煌く糸の様な髪の中に手を差し込み、撫でる。
さらさらとした其の感触に、掌を温める其の温度に、止められなくなったように何度も何度も頭を撫でる事を繰り返す。
心までも満たされていくようで、は脳内に痺れるような感覚を覚えた。





「…はっ」

如何やら眠ってしまっていたらしい。
自分の手が未だ馬超の頭の上にあると言う事は、恐らく馬超も未だ起きていないのだろう。
一体何時まで眠る心算なのだろうか。
とは言え、窓から覗く太陽の位置から見るに、時間に換算して一、二時間しか経っていないようなので、昼前までに、と言う劉備の約束には、

「…ああっ!!!」

眩しそうに目を細め、空を見ていたが顔面蒼白になりつつ大声で叫んだ。
起こさなければならないと言うのに、当初の目的をすっかり忘れて自分まで眠り扱けてしまった。
第一、寒いだろうからと掛け布を掛けてやろうとする所から間違いは始まったのだろう。
起こさなければならない人物を、快適な眠りに誘って如何すると言うのだ。
其の上今の大声でも一向に目を覚まさない人物にそんな事をすれば、益々起床時間は遅れるに違いない。

「孟起、孟起っ!起きてくださいぃー!!」

起こすべき立場である自分までもが寝てしまい、ともすれば約束の時間まで二人眠り続けている可能性も有ったと言う事実に、逆に困るほどに性根の真直ぐなは涙目になりながら必死に馬超を揺すった。

「…うー…ん?」
「!!孟起、起きましたか!?」

漸く目を覚ましたのか、低い唸り声を上げながら馬超が薄く目蓋を開いた。
如何にも寝足りない、と言った表情で目の前にあるの顔をじっと見ている。

…?」
「はい!」
「何で泣いてんだ?」
「え?」

言われて慌ててぺたぺたと自分の顔を触るが、特に涙が零れている訳でもない。
若しかすると、目に薄く浮かんだ涙の事を指しているのだろうか。

「怖い夢でも見たんだろ」
「いえ、………あ」

子供に向けるような優しい笑みを浮かべると、の腰を両手で掴み、寝転がっている状態の何処からそんな力が、と思わせるような力強さでを寝台に引き摺り上げた。

「大丈夫だ、俺が居るからな」

の顔を胸に押し付けると、馬超は力強くを抱き締めた。

「…はい……」

愛しい人の、体温を孕んだ匂いで胸を一杯にしながら、は小さく頷く。
其の優しさに、温かさに、逆に涙を流しそうで、は馬超の胸に更に顔を押し付けた。

「暖けぇな…」

馬超の手が、ぺたぺたと触るようにしての背中を這い回る。

「気持ち良く眠れそうだ」
「ふふ………、って」

がばっ、と凄い勢いでが起き上がった。
何事かと言う驚きの目で、馬超がを見上げる。

「寝ちゃ駄目なんですってばー!!!」
「うおっ!…さ、叫ぶな…!」

頭を抱えながらが叫ぶと、馬超もまた頭を抑えて呻く様な声を出した。
其の様子にが慌てて馬超の顔を見る。

「ど、如何しましたっ?」
「くぅ…見事な二日酔いだ…」
「…二日、酔い……?」

ぽかん、と小さく口を開いて、首を傾げる。
其れを見た馬超が、苦い顔をしながら尚も頭を抑える。

「そう言えば、昨日の孟起は呑み過ぎでしたよ」
「…そう言うは、大丈夫なのか」
「?ええ、私はそんなに呑んでいませんから」
「……俺より呑んでたぞ…ぐぅっ」

呆れる様にして呟くと、痛みが走ったのか再び馬超が呻いた。
は寝台から身を乗り出すと、小机の上に置いていた盆から水の入った湯飲みを取り、馬超に手渡す。
馬超は小さく済まん、と呟くと、少しだけ口にして息を吐いた。

「朝食もありますけど、…気分が悪いんでしたら食べたくないですよね?」
「いや、腹減ったから喰うぞ」
「お粥なんですが…冷めてます」
「喰えない事はないだろ」

早く喰わせてくれ、と目で訴えると、馬超は寝台に座ったまま壁に背を預けた。

「卓に着かないんですか?」
「面倒だ」

汚したら如何するのだろう、と苦笑しながら冷めた食事の載った盆を渡す
しかし、馬超は盆の中身を眺めるだけで、受け取ろうとはしない。

「いらん」
「………は?」

馬超の言葉に、の目が点になり間の抜けた声を上げた。
しかし、馬超の表情を見て、は合点がいったように声を上げて笑う。

「…ふふふふ、はいはい。『が喰わせてくれるなら喰う』、でしたっけ?」
「ああ。物覚えが良くて助かる」

過去の経験にあった馬超の我儘の一つを思い出すと、は付け合わせの具を粥に入れ始める。
己の為に動くの手の動きを見ながら、馬超は満足そうに頷いた。

「はい、どうぞ」

粥を掬った匙に手を添え、馬超の口元へと匙を持っていく。

「『いただきます』」

の食前の言葉を真似ると、匙を迎えようと口を開く。
…かと思われたが、馬超はの腕を己の手で制すると、其の侭肩を掴みの唇に己の其れを重ねた。

「孟起…」

唇が離れると、恥ずかしそうに口を尖らせたが非難を含んだ声で馬超の名を呼ぶ。
呼ばれた本人は上目で悪戯めいた光を湛えて笑うと、固まったままのの手の中の匙から粥を食した。

「美味かったぞ」
「………」

馬超の言葉に何も返さず、は黙々と粥を掬い、馬超の口元へ持っていく繰り返しの作業を続けた。
口で馬超に勝つ筈がないので、黙ったのは良策と言える。





「飽きた」

粥が残り四分の一程に減った頃、馬超が差し出された匙から顔を背けた。

「御馳走様ですか?」
「いや」

端的に言葉を返すと、馬超が胡坐を掻いた己の太腿をぽんぽんと叩く。

「座れ」
「孟起の上にですか?」
「ああ」

良く分からない、と言った不思議そうな顔をしていたが、取り合えずは向かい合わせの形になるように馬超に跨り、其の下肢の上に座る。
馬超はの手にある盆の中の粥を匙で掬い、自分の口に持っていくのかと思えば行き成りの口元に匙を運んだ。

「え?…いえ、私はもう朝食は済ませましたよ?」
「ん」

其れでも尚、匙を口元に押し付けてくる馬超。
言い出したら聞かない性格を疾うに知り尽くしているので、は苦く笑いながらも粥に口をつけた。
瞬間、馬超が勝ち誇った笑みを浮かべたのが、の目の端に映る。

「『いただきます』」
「ぅんっ!?」

其の時の素早さたるや。
粥を含んだの口に、馬超が口付け、舌を侵入させ、粥を持って行った。

「今のが一番美味かったな」
「…なっ、な、な、何するんですかー!!」
「ずっと同じ味では飽きるんでな」
「味なんて、変わりませんっ!」

口の中に残った粥を嚥下すると、は真っ赤に顔を染めて馬超を睨みつけた。
対して馬超は、涼しい顔で怒るを目を細めて眺めている。

「嫌だったか?」
「嫌とかそう言う問題じゃなくてっ」
「嫌だったか、如何かだ」
「―――っ」

目を潤ませながらも馬超に噛み付いていくのは、時たま垣間見せるの負けず嫌いの性格が顔を覗かせたからだろうか。
この性格が表面に出てくるのは久しぶりだな、と馬超が何処か感心しながら見ていると、突然、唇に勢い良く温かいものが触れてきた。

「嫌な訳、ないじゃないですか…っ!!」

一生懸命勇気を振り絞って口付けた後、力が抜けたように馬超の肩には頭を預けた。
馬超はまるで子供をあやすかの如く、の腰と背中を一定の調子で優しく叩いた。

「わかってるけどな」

馬超の声が身体の中に直接響いているような気分を味わいながら、は馬超の首に手を回し、瞳を閉じた。







「殿をお待たせするなどと…!!全く、何を考えているのだ!」
「ははは、未だ寝て居るのではないか?と言うより、趙雲。何故付いて来たのだ?」
「っ、いえ、其の……!」

昼を回っても姿を現さない為に、劉備自身が馬超の部屋へと赴いていた。
何故か趙雲の姿も其処にある。

「しかし、起こしてくれるよう、にも頼んでいたんだがなぁ」
「殿!は悪くありませんよ!きっと、いえ、絶対!!悪いのは全て起きない馬超です!」
「ははは、子龍は元気だなぁ」

興奮したように肩を怒らせ馬超悪説を唱える趙雲に、のほほんと歩きながら中庭の花を愛でる劉備。
如何に馬超がどうしようもないか、如何にが頑張っているかなど、若干関係のない話を趙雲が喋り倒していると、二人は何時しか馬超の部屋の前まで来ていた。

「………」
「殿?入らないのですか?」

部屋の前で顎に手を遣り、一向に入ろうとしない劉備に趙雲が怪訝そうな顔をする。
対して劉備は、小さく唸ると趙雲を振り向き、若干高い位置にあるその肩に手を置いた。

「部屋の中が静か過ぎるな。寝ているのか、其れとも…。子龍、中の様子を見てくれんか?」
「は?いえ、構いませんが、何故?」
「其れは勿論、事の最中だったら嫌だなぁ、と」
「事…っ!?と、殿―――――!!」
「ははは、子龍。そんな大声を出しては中の二人に気付かれてしまうではないか」
「別に気付かれても良いではないですかー!!」
「子龍も、途中で邪魔が入ったら嫌だろう?だから此処は覗くに留めておくのだ」
「覗くのは良いんですか…」

笑顔の劉備が思いの外強い力で背中を押す為に、趙雲は仕方なく馬超の部屋の扉を開けた。

「………何だ。殿、やはり寝ているだけみたいですよ。…を抱き枕に…!許せん…っ」
「子龍、本音が出ておるぞ」

部屋の中には、壁に背を凭れさせ、寝台の上でを抱き締め眠る馬超の姿が。
恐らく、も馬超の肩に頭を預けながら眠っているのだろう。
劉備は趙雲に促され、場所を換わる様に部屋の中を覗き込んだ。

「…着衣……か」
「は?………着衣っ!?え!?あれは寝ているだけではないのですか!?え、えぇ!?」

ぽつりと呟かれた劉備の言葉に、趙雲は激しく取り乱した。
混乱する趙雲を置いて、劉備は踵を返すと元来た道を辿り始める。

「と、殿っ!!」
「ははは、子龍、行くぞ。話は明日でも出来るしな」
「…急ぎでは、なかったのですか?」

休日の馬超を態々呼ぶ位なのだ。
急ぎか重要かの話ではないのだろうか、と思った趙雲が劉備に訊ねる。

「いや、そんなに急ぎでもないのだがな。馬に与える人参はどの位が一番良いのかと」
「………人参」
「ああ。兵を鍛えるのも大切だが、馬を強く育てるのも重要だろう?馬超に其処を訊ねて、直ぐにでも活かしたかったのだ」
「……そう、ですか…」



行きも帰りも、のほほんと中庭の花を眺める劉備と、行きと帰りでは全く覇気が違う趙雲が並んで廊下を歩く。
劉備の適当な言に趙雲が振り回されるのは、まだまだ続く。

















+++++++++++++++++++++++++
キリ番19000を取ってくださった様より、
御相手・馬超、設定・「寝ている馬超を起こしに行ったヒロイン」+甘甘。

あ………甘いですか?(訊くな)
もう、甘くしようとすればするほど、砂糖とか蜂蜜とか塩とかそんな味覚的な甘さばかりが脳内を支配していって……!!(って言うか塩は違う)
何より、馬超を鬼畜に持って行かないようにするのが実は一番大変だったり;;
私の中では、馬超=鬼畜、なんて言う方程式は成り立っていないんですよ!?
なのに、何故私が馬超を書くと微妙にそっち系に行ってしまうのかー!!
ぐぅ、優しい馬超を書きたいです…!


もう少し甘くしてくれ、とか、これの何処が甘いんじゃー!!と思われましたら、糖分増えるよう砂糖入れてみますので、仰ってください!
では、カロリーハーフな(寧ろカロリーゼロですか)夢ですが、 一葉様に捧げさせて頂きます!!
キリリク、誠にありがとうございましたーっvv

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Whiteclover様にお邪魔したときに偶然にも19000を踏ませてもらいました!!!!
なので恐れ多くもリクさせて頂きました!!!!
もう…大興奮ですよ奥さん!!(ぇ)
あぁ…管理人も馬超に抱き枕にされたい…(死)
おちがとっても面白くてスキですvv
本当に有難う御座いましたぁ!!!!!!
Whiteclover様にはリンクから行けますよ〜。

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